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[中国ニュース]年末賞与前年比+30.7%, NEVの輸出が31万台で4倍に拡大(2022.1.26)

年末賞与前年比+30.7%

大手人材紹介企業「智聯招聘」が20日に発表した「2021年白領年終奨調研報告」によると、2020年末のホワイトカラー賞与平均支給額は10,277人民元(約18万円)だった。前年の7,826人民元から30.7%上昇していると、羊城晩報が21日付で報じた。また「年末賞与が支給される」と回答した割合は全体の36.6%で、「支給されない」と回答した32.6%を上回った。支給額は「1〜5万人民元(約17.5〜48.7万円)」が全体の32.3%で最多となり、「5万人民元以上」の割合が9%、合わせて41.3%が1万人民元以上を受給し、前年の29.2%を大きく上回った。

企業別の受給割合では、国有企業が54.9%でトップとなり、以下「外資・香港・マカオ・台湾独資企業」が51%、政府機関・非営利団体が47.6%、合弁企業が46.2%、私営・民営企業が29.5%となっている。

年末賞与の受給率が高い業界は、エネルギー・鉱物・ 環境保護(49%)が前年に続いてトップで金融業(48.3%)、 政府・非営利団体か(47.6%)、自動車・製造・加工・製造業(45.7%)と続いている。また、業界別平均支給額は金融業(15,152人民元, 約26.5万円)がトップで、2位にエネルギー・鉱物・環境保護業界(12,571人民, 約22万円)が続いている。

 

NEVの輸出が31万台で4倍に拡大

経済参考報によると、2021年の中国製完成車の海外輸出は常んで201.5万台に達し、前年比で2倍に拡大した。特に、NEV(新エネルギー自動車)は31万台に達し、前年比で4倍にまで拡大している。中でも、中国最大手の上海汽車集団(SAIC)は、69.7万台を輸出しており、全輸出の3台に1台が同社のものとなった。

また、商用車の輸出も本格化しており、上海西井信息科技有限公司(WESTWELL)は、あ らかじめ決められたルートを完全自走する大型NEVトラック「Q-Truck」をタイやドバイなどに投入している。