総合PMI指数

[中国ニュース]総合PMI指数51.7に着地。製造業は1ケタ成長で推移(2021.10.2)

総合PMI指数51.7に着地

2021年9月の購買担当者景気指数について、製造業とサービス業を合わせた「総合PMI」指数は51.7(前月+2.7)だったと中国国家統計局と中国物流購入連合会が発表した。PMI指数は50.0を上回れば景気の改善を表している。

総合PMI指数は、中国全体の経済成長と景気循環サイクルを示し、全体的な景気が改善していることが明らかとなった。

事業別に見ると、製造業のPMIは49.6(前月の50.1から−0.5)となり19ヶ月ぶりに基準となる50を下回っている。事業規模別に見ると、大企業は50.4(前月比+0.1)、中企業が49.7(前月比-1.5)、小企業が47.5(-0.7)である。

一方、非製造業のPMIは53.2で前月+5.7と大きく上昇した。特に建築業ビジネスサービスが前月-3.0であるものの57.5で高水準を維持し、サービス業も前月+7.2と大きく改善して52.4となった。

 

製造業は1ケタ成長で推移

2021年1~8月の自動車製造業の売上高は、中国全土で5兆5,228億人民元(約95.4兆円)となった。利益総額は3,438億人民元(約5.9兆円)となり、前年同期比+5.5%となっている。

業界別に見ると、石油・天然ガス採掘、非鉄金属冶金・圧延加工、黒色金属(鉄、マンガ ン、クロム)冶金・圧延加工、自動車製造などが増益の一方で、電力・熱生産・供給業界などが減益だった。