3年7ヶ月ぶりの元高ドル安水準
上海外国為替市場で、12月8日に一時、1ドル6.3456人民元まで上昇した。これは2018年5月以来、約3年7ヶ月ぶりの元高ドル安水準となる。また、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は、9日に1ドル6.3498人民元と、前日よりもさらに0.28%高く設定している。
中国証券報(政府系証券紙)によると、輸出の好調、外資の流入、金融政策の安定などが、元高の背景にあるとしている。また、年末に向けて、企業の決算需要も拡大しており、一部では、景気対策の一環として人民銀行が元高を容認しているとの見方もある。
自動車輸出台数2倍超
中国税関によると、2021年年初来累計(1〜11月)の中国製自動車製品の海外輸出は、192.8万台に拡大している。これは前年同期比+101.9%(2.019倍)にあたる。また、輸出金額は、2,029.9億人民元(約3超6,100億円)にまで膨らんでおり、こちらも前年同期比+108.4%(2.084倍)と併せて2倍超となっている。